小野に住まう ~たまたまたどり着いた三田の地が、夢を叶えるきっかけに~【伊坂邦敏さん】

更新日:2022年12月21日

右手を伸ばし右指をCの形にしながら笑顔でインタビューに答える三田市に移住して来た伊坂邦敏さんの写真

邦園芸
伊坂 邦敏(いさか くにとし)さん
小野地区在住
2019年に三田に移住

三田に住むことになった経緯を教えて下さい。

当時勤務していた仕事で一年ほど佐賀県にいました。
その時に、家はどうやったら買えるのだろうかと、ネットで調べたり、良い物件があれば見に行きました。結局そこでは買うということはなく、その後は兵庫に戻ってきてアパ-トで暮らしたり、その間にも仕事も変わりまして、造園会社に入社しました。その会社の2階の一室に住まわせてもらったり、というのを経て、本格的に家を探し始めました。
始めは、三田で家を探していたわけではなくて、パソコンで物件を見ていた時にたまたま三田に良い物件を見つけました。
山も近くてすごくいいところやなって感じました。そこから、家を買うということが具体化して、2019年の7月にここに引っ越してきました。その後フリーランスで植木の仕事をすることにしました。

どんなお仕事をされているのですか?

植木屋としては、業者さんなど、ひとり親方をしている方のところに応援に行っています。春から年末までは造園業の仕事が忙しいので、それをメインにしています。
また、1月から4月は植木屋の仕事が落ち着くので、その時に機械修理のアルバイトのボリュームを増やしています。以前から壊れたチェ-ンソ-とかを直している時が凄く楽しくて農機などの機械修理には興味があったんですね。農機の修理のバイトしながら植木屋を出来たらいいなって思ったんです。それで汎用エンジンなどの修理のアルバイトをさせてもらっています。

右に観葉植物左に正方形の机と2脚の椅子が置かれている三田市に移住して来た伊坂邦敏さん宅内部の写真

三田でどのような暮らしをされていますか?

この近くのおじさんが畑で野菜を作ったりされているんで、その野菜を「採れたよ。」と持ってきてくれることがあります。あと、浄化槽の補助金が地区で出るんで、「手続きしてあげるよ」と連絡くれたりとか。地域の繋がりは感じます。
都会での暮らしと違って、ここでの暮らしは生活リズムが大事。
例えば、都会だと遅くまで空いているお店があるので買い物もいつでも行けますが、ここはそうもいかないし、通勤にも時間がかかるので少し早く起きないといけない。
はじめは、なかなか慣れなかったんだけど、1年たったころに朝もすっと起きられるようになった。夜も早く寝るようになって、健康にもいい。
合わない人もいるかもしれないけど、自分はそのリズムがあっていますね。

ガレージや駐車スペースに止まった車が置いてある三田市に移住して来た伊坂邦敏さん宅裏側の写真

お休みの日は何をされていますか?

公園に行ってマウンテンバイクをしたりしています。

トライアルっていうやつなんですど、前のタイヤ上げたりジャンプしたりして。
あまりうまくないんですけど(笑い)。
自分で庭にジャンプ台も作りました。そのうち、ちょっとしたコースを作りたいなと思っています。

三田に住んでみて何かメリットは感じますか?

朝が早いせいか、いつも走っている道は渋滞に巻き込まれにくいですよ。車も大体混まない方に走ってる感じ。
今日は車が向うこうから多いのはなんでだろう、とか想像しながら運転しています。
デメリットは、趣味仲間と遊ぼうとなった時、自分だけ遠いというのはあります(笑い)

右手を上げてややはにかみながらインタビューに答える三田市に移住して来た伊坂邦敏さんの写真

実際住んでみて困ったことはありますか?

冬場に水道管が凍結したので、水道管にヒーターを付けて凍結防止対策をしました。

今後の夢や、してみたいことはありますか?

三田に越してきてからCADを覚えました。趣味程度のレベルですが、お客さんの要望に応じてパーツを作ったりしています。
そういった事もレベルを上げていきたいですね。

その時その時に自分に与えられた仕事をしっかりし、業者さんやお客さんに喜んで頂きたいですね。

最後に三田に住んで...

この豊かな自然の中で生活を出来ることに感謝しています。
自分にとって三田に住めた事が、後になって思いますが、夢を一つ叶えれたのかなって思っています。
一日の時間の中で自然という空間があるのは大変癒されます。
自分は三田でしたが、きっと生活したい空間は求めていけば出来る気がします。
色々とありますが、この自然の中で元気をもらって、やっていきたいと思っています。
ありがとうございました。

三田って、だれが住んでも住みやすそうな感じではない。でも、自分で生活を組み立てる意思を持っている人からするとめちゃくちゃ心地いい。そういう人が自然に集まってくるという土地だと思います。

表札やインターフォンが設置されている自宅前で後ろ手に組み記念撮影をおこなうグレーのキャップを被った伊坂邦敏さんの写真

編集後記

植木屋さんと聞いて勝手に年配の方だと思い込んでいましたが、お会いしてみると、とっても気さくな好青年です!これからご自分の夢を実現され、更に実りのある暮らしをされることでしょう。

インタビュアー:第5期さんだ住まいるチームメンバー 山本 暢恵