森を自ら切り拓き カフェと雑貨のお店に【藤田大輔さん・佳代子さんご夫妻(LA・BO・RA・TORIO)】

更新日:2022年12月28日

藤田さんご夫妻_顔写真

「大人の遊び場」がきっかけ

大輔さん 大阪の豊中から引っ越して来たのは6年前なんですけれど、もう20年前から三田を別荘にして通っていました。

佳代子さん 現在住んでいるのはお店から5分くらいのところです。この建物を住居にするのはちょっと難しかったので、ここに近いところを選んで住まいを購入しました。

大輔さん もともとガーデニングが好きで、その延長で森を開拓してこの一角を遊び場にしていたんですよ。そうしているうちに建物が欲しくなったので建てて、畑をしてみたくなったので土を耕し、もともと好きだった工作のために工房をつくりと拡張していったんです。そうなると週末ここに来て泊まるようになる訳ですけれど、気付けば三田が生活のメインになっていて「なんで豊中に帰るの?」って感じで(笑)。職場は大阪だったので豊中の方が通いやすかったですけれど、三田に引っ越してからも退職するまでは1時間半かけて通勤していました。

佳代子さん もともとこの場所は私の兄の土地で借りていたのですけれど、こっちに来るという気持ちになって購入したんです。庭には小川が流れていて、初夏になると蛍が舞って、サワガニもいるんですよ。

藤田さん_お店外観
藤田さん_お店の作品
藤田さん_お店外観

工房とカフェで毎日楽しく

大輔さん 近くに住むようになると別荘にする意味もないし、お店ができるエリアだったので、「ラボラトリオ」というカフェと手づくりクラフト雑貨のお店にしました。学生時代からやっているワイヤークラフトや木工雑貨を販売しています。

佳代子さん お人形は私の作品です。夫の木工にペインティングするのも私なんですよ。作品は全部オリジナルなんです。カフェではお飲み物を提供しています。テラスでのんびり過ごす方も多いですよ。

大輔さん お店は千丈寺湖の周回コース沿いなので、ウォーキングやサイクリング、バイクの方がよく寄ってくれますね。

佳代子さん コロナ禍が始まった頃は、家族で周回コースを歩いている人がとても多かったです。遠くに行けませんでしたからね。千丈寺湖周辺は、三田の中でも特に良いところだと思います。

大輔さん 畑はここだけでなく、自宅でもやっています。この土地は谷なので、サトイモやウドなどがよく育ちますよ。こういうライフスタイルでは、DIYは必然ですね。主屋は業者に建ててもらったんですが、それ以外の納屋とか、テラスとか、階段はぜんぶ自分たちで作りました。田舎暮らしは、まめに何でも自分でやる人の方が向いていると思いますね。

まちと自然との距離感は抜群

大輔さん 生活は、車があれば便利ですよ。スーパーもホームセンターもいっぱいあるし、買い物には困りません。豊中の時は渋滞に悩まされていましたが、そんなこともないし。前の仕事が広告デザイナーで、30年ほど大手農機メーカーを担当し、新製品の作業ロケで北海道から九州まで全国の農地へ行きましたが、都会から離れて不便なところがほとんどなんですよね。でも三田は神戸も大阪も近いじゃないですか。それなのにこんなに自然がいっぱいなんです。実は、日本海側へ出るのも思いのほか近いんですよ。

佳代子さん 移住して苦労したことは特にないですね。三田のように自然の美しさとまちの利便性を兼ね備えているところは、なかなかないのではないでしょうか。

大輔さん そうそう、数ヶ月前から三田のアートを盛り上げようという「アートシティさんだ研究会」に入会し、活動しています。郷の音ホールで開催された展覧会のポスターやパネルなどを制作したんですよ。おかげさまで、地元の素晴らしい方々と繋がりができました。

佳代子さん うちの作品は、三田市のふるさと納税の返礼品になっているんですよ。これからも地域に関わりながら、三田での暮らしを楽しんでいきたいですね。