仕事も子育ても両立できる「ちょうど良い」がかなうまち【岡本恭子 さん】

更新日:2022年12月28日

岡本さん_顔写真

知れば知るほど魅力的なまち、三田

 大学卒業後に丹波篠山市の会社に就職し2年ほど丹波篠山市に住んでいました。3年目に大阪の営業所に転勤することになったんですが、その頃、結婚を考えていたんですね。ちょうど夫の実家が三田ということもあり、大阪へも篠山へも通いやすいという理由で、三田市に住むことになったんです。いまの家には結婚してから引っ越しました。

 大阪へは4年ほど通っていたんですが、子どもができたので退職して、しばらく育児に専念したんです。でも、家でゆっくりできないタイプなので、少し子育てが落ち着くと働きたいなと思うようになったんですよ。

 もともと人の話を聴き自分の知らないことを知ることが大好きで、前の会社でも広報誌の制作を担当していて、その仕事が楽しかったんですね。それで、たまたまご縁があって近所で見つけたミニコミ誌の会社で、育休を挟みながら6年間働きました。

 その時に三田をいろいろ取材していて、三田ってこんなにいっぱい面白いところがあるんだなって知りました。けれど、それを地元の人が知らなくて、それがちょっともったいないなと。いまは本業と並行して、ライターとして三田の情報を発信するウェブサイトのお手伝いをしています。

岡本さんと2人の子ども

「オン」も「オフ」もちょうど良い暮らしができる心地よさ

 田舎と都市機能のバランスが良いのが三田の一番の魅力でしょうね。電車や車で大阪や神戸へはすぐ、姫路の実家へも1時間ちょっとで帰れますし、高速道路のインターチェンジも近く、交通アクセスが良いですしね。お買い物など日常生活も便利だし、「ちょうど良い」感じです。

 我が家は、やんちゃな男の子が3人いるので、身近なところに大きな公園が多いのも、子育て世代には嬉しいですね。子どもが小さい頃は、今日はこっち、次はあっちと三田市内の公園をめぐっていました。都会のテーマパークのように立派な施設はないですが、遊具が多い公園もあるし、週末に思い立って遊びに行けるところが点在していますよね。私は有馬富士公園の奥、休養ゾーンが好きなんですよ。広い芝生でボーッとしているだけで癒やされます。

 市内にはリフレッシュできるスポットがあるし、郊外には素敵なカフェも、美味しいパン屋さんもケーキ屋さんも多いし、近くに温泉もいろいろ…。普段の生活+αの楽しみが気軽に楽しめますよ。

 教育については基本的に学校におまかせしていますが、子ども達が通う学校は、本を積極的に読もうという校風で、子どもたちは毎日元気に楽しく通っています。うちは利用したことがありませんが、いざという時に「さんだファミリーサポートセンター」があるのは働く親にとって安心ですね。

岡本さん_ボウリング
岡本さん_仕事風景

子育て世代でも働きやすい環境

 私はいま近所にあるボウリング場で働いています。メインはフロント業務なんですが、私が勤めるボウリング場ではシニア向けの教室やクラブをやっていて、そのお手伝いもしています。1つのクラブに3人1組のチームが16~18チームあり、1シーズン20週、毎週決まった曜日に試合をして順位を競い合うのですが、そのクラブを2つ担当し、みなさんが楽しみながらボウリングを続けられるようにサポートしています。平日に開催しているんですが、いつも大賑わいなんです。自分も投げることがありますし、知識を増やしたくてインストラクターのライセンスも取得したんですよ。

 この仕事を選んだのは、ボウリングが好きだったというのもありますけれど、何より家から近いというのが一番の理由です。子どもが3人いますので、職場が近いに越したことはありません。子育てしながらでも働けるような職種や時間帯が融通の利く勤務先もあるため、いろいろ選べる環境にあるのではないかと思いますね。

 三田市の移住PRチーム「さんだ住まいるチーム」に加入しましたし、今後はライターの仕事をもう少し増やして、もっと自分で三田の魅力発信をしていきたいなと思っています。また、農家さんと地元の人を繋いで、子どもたちが農業を手伝って三田のことを知ることができる試みもできたらいいなと思っています。