SANDA×人「自然と仲良く、人と仲良く 災害にも強い自然共生を実践」【佐藤秀一さん・英津子さん】

更新日:2022年12月21日

SANDA×人
自然と仲良く、人と仲良く 災害にも強い自然共生を実践
佐藤英津子さん

 会社員時代は、生命維持システムなどの技術開発研究を行ってきましたが、大病を患い47歳で早期退職しました。それまで長年、人工的に循環させるシステムなどを研究してきたわけですが、自然をみれば、地球はもともと実にうまく循環のシステムができています。次世代まで安心できる、災害にも強い、自然の再生力を生かしたエネルギーを活用した生活を、まず夫婦で実践してみたいと考え、方々移住候補地を見て回りました。
 高平地区酒井の畑と森に囲まれた古民家に巡り合い、妻も私も一目惚れしたんです。築80年の古民家に畑と裏山が付いていたので、ここなら自然の循環を生かせる可能性を感じました。(秀一さん)
 引っ越ししてまず区長さんのところへ挨拶に行きました。村社会への移住は大変だとよく言われますが、歓迎してくださり、顔を覚えてもらうために地区の行事には必ず二人で参加して、こちらから声をかけて分からないことは教えてもらいました。土地のしきたりや方言など、驚きや発見が多くてワクワクします。皆さんからも自然に声をかけてくださるようになりました。困ったことがあればお互いに助け合い、いいご近所付き合いができています。今では、村の人にも「昔からおるみたいやなあ」と言われます。
 外国人も訪れ、薪割り、和食、野菜の収穫、山歩きなど、日本の暮らしを体験してもらいます。私たちの暮らしぶりを見てもらい、一緒に体験して、田舎暮らしの楽しみを分かち合うことが一番の生きがいです。(英津子さん)

ミニ太陽光発電の組み立てワークショップ

ミニ太陽光発電の組み立てワークショップなど、エコで災害にも役立つ知識を伝えていきたいです。

主な燃料は薪で、調理、ストーブ、風呂炊きに使っています。落ち葉と糠と生ごみを混ぜて発酵させて堆肥にして野菜づくりに。

主な燃料は薪で、調理、ストーブ、風呂炊きに使っています。落ち葉と糠と生ごみを混ぜて発酵させて堆肥にして野菜づくりに。

里山の復活作業を

山林ではボランティアメンバーと共に定期的に里山の復活作業を行っています。

しめ縄作り

村の達人からしめ縄作りを教わりました。みんな上手く作れて大満足。