ママたちが集う空間で 新しいアイデアが湧く 【西岡亜紀さん(書道教室「はるのあぜ」)】

更新日:2022年12月28日

西岡さん_顔写真

ママ友のひと言で書道教室を

 書道教室を始めたのは2015年。幼い頃から書くことが好きで、それを見た母が書道教室を勧めてくれました。小学校2年生の頃から習字を始め、大人になってからも通い続け、20歳の時に毛筆師範免許を取得しました。結婚し、子どもが産まれてからは、書道からは離れていましたが、ママ友さんから「書道教室やってみたら?」と勧められ、教室を開講しました。まさか自分が教室を開講するとは思っていませんでしたが、思い切って始めてみてよかったです。

 始めは、友達の子どもさんが多かったですが、イベント出展をやったり、インタビュー記事をホームページなどに載せてもらったり、ミラクルウィッシュの一員として活動していくたびに徐々に認知され、今では生徒さんが倍以上になり、 一緒に書を楽しむ方が増えていきました。

 所属している書道会の会長に「春畦(しゅんけい)」という雅号をつけていただきました。「はるのあぜ」の屋号は、春畦(別の読み方で「はるのあぜ」)という分かりやすく、親しみやすいようにしました。

 現在は自宅教室だけでなく、ウッディタウンやフラワータウンでも教えています。対象は年長の子どもから大人の方まで幅広い年齢層を対象にしていて、親子で通う生徒さんも増えています。子どもたちは個性豊かで、一所懸命書く子もいれば、おしゃべりに夢中になる子もいますが、個性を伸ばすことにも目を向け指導をしています。頭ごなしに叱るのは好きじゃないので、一人一人声掛けにも気を付けています。基礎から学び、きれいな字を書けるようになることも大事ですが、季節ごとに創作の時間も設け、自分を表現できる時間も大事にしています。例えば年始は書き初め、夏はうちわ作り、年末にはクリスマスカードづくりやカレンダーなど作ります。創作の時間をとても楽しみにしている子も多いですね。大人の方にもたまに創作の時間を設けていて、楽しくレッスンに参加していただいています。

西岡さん_書道教室の様子
西岡さん_作品1
西岡さん_作品2

広がるママさんネットワーク

 小学生の息子がいるのですが、三田は子育て環境に恵まれていると感じます。息子は近くの幼稚園に通い、優しい先生や友達に恵まれ、親子で幼稚園生活を楽しみました。

 子どもを育てて実感したのですが、三田は親子同士が交流する場がたくさんあります。悩みを相談する場、仲間(友達)を作る場、色んな講座・イベントに参加する機会など。書道教室を開き始めた時に、起業されたママさんと交流を持ちたい、横の繋がりを作りたいと思い、ママさんたちが 集まる「ミラクルウィッシュ」という団体の一員として参加しました。色んなママさんとイベントを企画したり、異色のコラボ講座を企画したり、さらに活動の幅を広げていきました。今も OG として仲間たちと活動しています。三田には、パワフルなママさんが多いので、刺激が多く、色んなアイデアが出てき て、今後新しい挑戦をさらにしていきたいと思います。そして今年、一つ夢が叶って、イベントで書道パフォーマンスを生徒たちと披露しました。来年には野外で大きな紙を広げ、大きな筆で一緒に作品を仕上げる書道イベントをやってみたいです。

静かで便利で住みやすい

 三田に引っ越してきたのは17年前で、この家に住むようになって15年になります。私は丹波市出身で、結婚して丹波篠山市に半年住んだのですが、不便なところもあったので、主人が通勤しやすい場所を探し、最終的に三田市を選びました。

 車がないと不便なところがありますが、三田は住みやすいまちだと思います。公園もいっぱいあって、子育て環境もよく、自然豊かで暮らしやすいまちです。

 たくさんのスーパーもあり、 最近では近所でマルシェが開催され、にぎわってきています。 オシャレなカフェもたくさんあり、主婦の目線からも生活に便利なまちだと思います。