移動手段の『救世主』!?自動運転バスがさんだを走りました!

更新日:2022年03月31日

自動運転バス実証実験と車体に書かれたバスの写真

三田市のウッディタウンでこの夏、自動運転バスの公道実証実験が約一か月かけて実施されました!

実験を担ったのは、神姫バス

本年度五か所で実施される計画される実験のうち、三田市は滋賀県大津市に次いで二か所目。

九月からは福岡県北九州市と茨城県日立市、神奈川県横浜市へと、リレーをつないでいきます!

三田市ウッディタウンにおける中型自動運転バス実証実験 出発式における記念写真
自動運転バス実証実験と車体に書かれたバスの写真

実験は7月20日~8月23日にかけて行われ、

ウッディタウン中央駅を出発してけやき台、すずかけ台、あかしあ台をめぐり、同駅に戻る全長6キロのコースを走りました!

自動運転バスの仕組み

  • 将来的には運転手なしで走行できる仕組みを目指していますが、今回は運転手と乗務員が乗車した状態で実施しました!
  • 速度は、停止から最高速度までを自動でコントロールしています!
  • 障害物や衝突を避ける機能として、車間距離を維持する「衝突回避自動ブレーキ」を搭載しています!
  • 自動走行をキャンセルするためのボタンを備え付けており、いつでも運転手が手動で操作できる状態になっています!
  • キャッシュレス決済を想定した顔認証システムの検証が含まれます!(モニター乗車のみ)
  • バスに取り付けられた全地球測位システム(GPS)やレーザー光で、対象物との距離や位置を捉える「ライダー」とカメラが障害物や信号の色を検知して、進んでいきます!
  • 車両の底面には「磁気センサー」が取り付けられています!
  • バスが走るコースに2メートル間隔で埋め込まれた磁気マーカーの数はなんと約2800個!!
実際に街中を走行し、所定のバス停に到着した際の様子がわかる写真
信号が黄色に変わった際に、しっかりとバスが停止する様子がわかる写真

注目ポイント

近年では、慢性的な乗務員不足ニーズに合わない路線高い運賃など路線バスには構造的な問題がいくつもあります

こうした課題を解決するのに、自動運転バスは有効な手段になるかもしれません!

そのほかにも、交通事故の削減高齢者の移動手段の確保も期待できます

そういう意味で、自動運転バスはバス業界の『救世主』になるかもしれませんね!