小野に住まう ~穏やかで温もりのある暮らし~

2021-4-9

唯 明衣(ただ めい)さん
小野地区在住
2017年に三田に移住

―三田に住むことになった経緯を教えてください。
 4年前に移住してきました。大阪の吹田で15年程、父が自転車のフレームを作るフレームビルダーの仕事をやっていたのですが、知り合いの方から、住んでほしいとお声がけいただき、新しい所で暮らしてみようと思いました。

―三田の印象はいかがですか?
 田舎だけど田舎じゃないという感じです。バス停も近いし、10分~15分あれば都市部なのでとても住みやすいです。利便性の高い土地ですね。
 千丈寺湖の周りでデイキャンプするのが大好きで、綺麗なキラキラの湖を眺めながら、お散歩したりコーヒー飲んだりして、もうすっごく癒されます。雨の日も家の窓から雨の流れる雨模様が綺麗で、やっぱり都会にはない景色で、眺めているだけで幸せです。
 もち処も近くにあって、毎年秋祭りの際は催しの一つとして、もちまきをします。地域のみんなが集まって、その年の自治会の区長さんがおもちを上から撒いて、子供が駆け回っておもちを拾うんです。三田ならではの地域イベントですね。
 子育てにもすごく良いと思います。公園も近くにありますし、自然が多いので。
 無農薬でお野菜を育てていらっしゃる方が多く、お野菜もお米も美味しいです。そして水道水が本当に段違いで美味しいです。水なんて買わなくていいという感じです。
 キャンプもバーベキューも出来るし、川釣り、渓流センターもあるし、最高ですね。
 是非来て欲しいです!

―普段の生活はいかがですか。
 近所の方や、そして三田の道路は綺麗で走りやすいので、自転車乗りの方が沢山通られます。そんな自転車乗りの方たちや近所の方、皆の憩いの場、『おばあちゃん家に帰って来た』と思ってもらえるような、癒され、のんびりしてもらえる場所でありたいと思ってお店を開いています。
 お野菜やジビエを振る舞ったりもしています。お野菜も小野産で、お米も地元の皆さんから分けて頂いて使っています。
 地元の猟師さんにお願いして、この季節は鹿肉を使ったお料理を頑張っています。鉄分豊富で、クセも全く無く、脂肪も全く無いので女性にお勧めです。鹿肉のキーマカレーやカツなど、三田ならではの食材を使って、日々試行錯誤しながらやっています。
 猪肉も牡丹鍋も美味しいし、熊肉も焼き肉にするとジューシーで美味しい。そういうジビエも三田ならではだと思います。

―日々をどのように過ごされていますか?
 今、店先に1500球のチューリップを植えています。
 去年はうさぎの飼い主さん達が、うさぎを連れてきて、うさぎとチューリップの撮影会をしてくださいました。すごく可愛くて、メルヘンな世界になっていました。
 永沢寺のお花がすごく綺麗で多くの方が観光でいらっしゃるけれど、永沢寺が目的地なので小野は通り過ぎて行くだけなんです。だったらせめてお花をいっぱい植えることで、お花がこんなに綺麗な所があるということで、目を向けてもらって小野に人を呼べたら、という気持ちで花を植えています。
 去年はコロナで大変な中、少しでも笑顔をお届けできればと、植えたチューリップを小さな花束にして、保育園や介護施設の方々にお配りし、大変喜んでいただきました。
 あと、味噌づくり教室をやっていて毎年大人気です。麹も小野で採れた三田産のお米を使って作っていただいたものを使っています。
 前日にお水に漬けておいた大豆をそのお鍋のまんま火にかけて煮込んだら、灰汁を取って、ミンチを作る機械のミンサーでつぶして、麹とお塩を混ぜ合わせて詰めていくだけなので、本当に簡単でお勧めです。今回は地域の方に頂いた黒豆でやってみました。
 素敵な人に囲まれてすっごく楽しいです。都会では出来ないことができるのが、三田の魅力じゃないかなと思います。

―これからの夢や実現したいことはありますか?
 畑をやりたいです。ずっとやりたかったけど、忙しくて手が回らなかったので。育てる野菜を増やして、自分達で作った野菜を使った料理をつくりたいです。
 あとは自転車乗りの方に、三田のいい所巡り自転車ツアーみたいなのができたら面白いなって思っています。
 海外の方もお見えになったことがあって、やっぱり日本の昔のお家を見て感動していらっしゃったので、そういう方達とも何かできたらなと思います。海外のお料理も知りたいし、色んな文化の学びの場みたいなのも楽しそうですね。

〈編集後記〉地域の方から信頼され愛されながら日々の暮らしを大切にされている唯さんのお人柄に魅了されました。優しい方々に囲まれ温かな雰囲気の中で、穏やかな時間が流れていました。これからの新たな挑戦でも笑顔と幸せがたくさん生まれそうでとても楽しみです。

インタビュアー:三田市移住相談員 平井 佐季